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社員むかし話

こんにちは、こんばんは。 お久しぶりです。RDです。長く更新していませんでした。 今回はT氏(入社2年目)にブログをかいてもらいました! それではどうぞ。 -------------------------------------- 10 年以上も前、以前勤めていた会社のことですが、中国に出張をする機会があり、それをきっかけに中国語を勉強したり、文化や歴史に興味が湧くようになりました。そして何より現地の中国料理が好きになりました。今回は私が滞在していた中国の地方の食について紹介します。   私が滞在していたのは広東省の東部にある恵州と呼ばれる市です。 当時中国は世界の工場と言われ、この恵州市にも輸出型の製品をつくる工場が目立ち、レノボの工場があったり、臨海部には原発やブリヂストンの工場などがありました。 私の勤めていた工場は少し内陸でしたが、近隣には木製の家具工場やプラスチック製品の工場が数多くありました。工場の従業員の多くは「農民工」と呼ばれる地方出身の出稼ぎ労働者です。地元の人がいるとすれば、大体社長かオーナー、幹部社員で、その他の方々は夫婦で同じ工場に出稼ぎし、子供は実家に置いて祖父母に面倒見てもらい、旧正月には 1 か月ほど休みを取って実家に帰るケースが多く、工場近くの寮に住むことが多いのです。その寮で手料理をごちそうになる機会があり、各地方の地元の料理を一所にして食べることができたのは貴重な体験でした。   ご存じかもしれませんが、日本で食べられる町中華みたいなものは現地にはなく、広大な中国では地域にそれぞれ食文化があります。“北部では小麦を主食とする麺や饅頭を食べる文化”、“南部では稲作の米を主食とする文化”など。今では流通が整っているので区分けはもはや意味が無くなってきてはいますが、基本的に習慣の問題なので、中国料理の代名詞とも言える餃子は南のほうではあまり食べられていないのです。  恵州市の地元の人は広東省内であるにもかかわらず広東人とは違い、客家 ( はっか ) 人と呼ばれます。言語も標準の中国語や広東語と全く異なる客家語を話されます。そして広東料理の一部とされることもありますが、この地方の料理は客家料理と呼ばれています。客家料理のルーツには様々な要素がありますが、この地域は海が比較的近く、日射量も豊富で塩がよく生産されたそうです。この塩田